英語の授業の受け方ポイント3つ|予習・ノート・復習でその場で理解する授業術

英語の授業を受けているのに、定期テスト前になると「何を復習すればよいか分からない」「授業中は分かったのに問題になると解けない」と感じることがあります。

英語は、授業前に予習で疑問を作り、授業中にその疑問を確認し、授業後に復習で定着させることで理解が深まりやすくなります。特に「英語の予習で何をすればよいか」が分かっていると、授業をただ聞くだけで終わらせず、テスト勉強にもつなげやすくなります。

このページでは、英語の予習の仕方、授業中のノートの取り方、授業後の復習の進め方を分かりやすくまとめます。英語の「基本の進め方」から全体を確認しておきたい場合は、英語の基本的な勉強方法(全体像はこちら)もあわせて確認してください。

このページで確認できること

  • 英語の授業前に予習で見ておきたいこと
  • 英語の予習でやりすぎなくてよいこと
  • 予習ノートに書く内容と具体例
  • 授業中にノートへ残すべき内容
  • 授業後の復習で確認するポイント
  • 定期テスト前に困らないための授業の使い方

英語の予習は何をすればよいか

英語の予習は、授業前にすべてを完璧に理解するためのものではありません。大切なのは、授業を受ける前に本文を一度見て、「分かるところ」と「分からないところ」を分けておくことです。

予習の段階で疑問点が見えていると、授業中に先生の説明を聞く目的がはっきりします。ただ聞くだけの授業ではなく、「この文の意味を確認しよう」「この文法の使い方を理解しよう」と意識して授業を受けられるようになります。

英語の予習の基本的な流れ

英語の予習は、最初から細かく訳そうとするよりも、次の順番で進めると負担を抑えやすくなります。

  1. 教科書本文を最初にざっと読む
  2. 分からない単語や熟語に印をつける
  3. 必要な単語だけ意味を調べる
  4. 本文の大まかな内容をつかむ
  5. 訳せない文や文法が気になる文に印をつける
  6. 授業で確認したいことを1〜3個ほどメモする

予習で大切なのは、「最初から正しい答えを出すこと」ではなく、「授業で確認するポイントを作ること」です。分からない文があっても、そこに印をつけられていれば、予習として意味があります。

授業前の予習でやること

  • 新出単語の意味を確認する
  • 本文を一度読んで、大まかな内容をつかむ
  • 訳せない文に印をつける
  • 文法事項で分からない部分をメモする
  • 授業で聞きたいことを残しておく

英語の予習でやらなくてよいこと

英語が苦手な生徒ほど、予習を「全文を完璧に和訳すること」だと考えて、時間をかけすぎてしまうことがあります。しかし、授業前の段階で本文をすべて自然な日本語に訳せなくても問題ありません。

次のような状態を目指しすぎると、予習の負担が大きくなり、続けにくくなることがあります。

  • 本文をすべて完璧な日本語に訳そうとする
  • 単語を全部暗記してからでないと授業を受けられないと思う
  • 文法を完全に理解してから授業に行こうとする
  • 分からない文があると、予習ができていないと考える
  • ノートをきれいにまとめることだけに時間を使う

予習の段階では、分からないところを見つけられれば十分です。学校の先生から予習の方法を指定されている場合は、その方針に合わせながら、無理なく続けられる形にしていきましょう。

本文和訳の予習はどこまで必要か

本文和訳の予習は、学校の授業方針によって必要な量が変わります。全文和訳を宿題として求められている場合は、その指示に合わせる必要があります。ただし、自分で予習を進める場合は、最初から完璧な和訳を目指すよりも、文の構造や意味のつながりを確認することを優先しましょう。

たとえば、長い英文を読んだときに、すぐにきれいな日本語にできなくても、主語と動詞がどこにあるか、どの単語がどの部分を説明しているかを考えることが大切です。訳せない文には印をつけておき、授業中に先生の説明を聞きながら確認すると、理解が残りやすくなります。

英語の予習ノートに書く内容

予習ノートは、きれいにまとめるためだけのものではありません。授業中に確認したいこと、授業後に見返したいことを残すためのものです。

ノートを作るときは、あとから先生の説明を書き足せるように、少し余白を残しておくと使いやすくなります。英文、単語、疑問点、授業後の追記が分かれていると、テスト前にも見返しやすくなります。

予習ノートの書き方例

予習ノートに残す内容の例

英文:I have lived in Tokyo for three years.

分からない点:have lived の意味、for three years の訳し方

授業で確認すること:現在完了の「継続」の意味になる理由

授業後に追記すること:「3年間ずっと住んでいる」という意味になる

中学生向けの予習ノート例

英文:She plays tennis after school.

分からない点:plays に s がつく理由

授業で確認すること:主語が She のとき、動詞がどう変わるか

授業後に追記すること:三人称単数現在では動詞に s がつく

このように、予習ノートには答えだけでなく、「自分がどこで分からなくなったのか」を残しておくことが大切です。分からない理由が書いてあると、授業中に聞くべきポイントが明確になります。

予習ノートに書いておきたいこと

  • 本文中の分からない単語・熟語
  • 意味が取りにくい英文
  • 文法や構文で気になるところ
  • 授業で確認したい質問
  • 授業後に先生の説明を書き足す余白

予習・授業・復習の流れを確認しよう

英語の授業を定期テストや受験勉強につなげるには、予習、授業、復習を別々に考えるのではなく、ひとつの流れとして使うことが大切です。

スマートフォンでは、表を横にスクロールして確認できます。

タイミング やること 目的 ノートに残すこと
授業前 本文を読み、単語や疑問点を確認する 授業で聞くポイントを作る 分からない単語、訳せない文、質問したいこと
授業中 先生の説明を聞き、疑問点を確認する 本文や文法の理解を深める 板書、口頭説明、間違えやすいポイント
授業後 本文を読み直し、問題を解き直す 理解を定着させる 間違えた理由、覚え直す単語、次に質問すること

この流れを作っておくと、テスト前に「何を見ればよいか分からない」という状態を減らしやすくなります。

授業中はノートの取り方を意識しよう

英語の授業ノートを取るイメージ

ただ板書を写しているだけではありませんか?また、ただきれいなノートにすれば良いと思っていないでしょうか。もちろん、後からノートを見た時に分かりやすい形で残しておくことは大切ですが、きれいなノートを取っただけで理解したと思わないように注意が必要です。

英語の授業では、単語、熟語、文法事項、例文、和訳、本文の説明など、多くの情報が扱われます。板書を写すだけで精一杯になってしまうと、先生が口頭で説明した大事な補足や、自分が分からなかった部分が残りません。

授業中に先生が板書していることはもちろん書き写す必要がありますが、先生が口頭で補足したこともきちんと書くようにしましょう。また、授業中に気づいたことや、授業だけでは理解が及ばなかったところがあれば付箋をつけたりメモを残したりして、後から質問したり調べたりできるようにしましょう。

英語ノートに残したい内容

  • 板書された文法の説明
  • 先生が口頭で補足した訳し方や注意点
  • 自分が間違えた問題とその理由
  • 本文中で重要な単語・熟語・構文
  • あとで質問したい箇所

特に、英語では「なぜその訳になるのか」「なぜその語順になるのか」を残しておくことが大切です。答えだけを書いていると、復習したときに考え方を再現できません。授業中の説明を自分の言葉で短くメモしておくと、あとで見返したときに理解を戻しやすくなります。

授業中にメモしておきたい内容の例

授業中のメモは、長い文章で書く必要はありません。テスト前に見返したときに、先生の説明を思い出せる形で残しておくことが大切です。

  • not only A but also B は「AだけでなくBも」
  • 先生が「テストに出やすい」と言った表現に印をつける
  • 自分が間違えた理由を「時制を見ていなかった」と短く書く
  • 訳しにくい文に「主語が長い」「関係代名詞に注意」などと書く

このような短いメモがあるだけでも、復習するときに「何を確認すればよいか」が分かりやすくなります。

授業中に分からないことを残さない工夫

授業中に分からないことが出てきたとき、その場で理解できなくても構いません。ただし、分からなかった部分をそのままにしておくと、次の単元でさらに分かりにくくなることがあります。

英語は、単語、文法、構文、読解がつながっている教科です。ひとつの文法事項が分からないまま進むと、長文読解や英作文でも同じ部分でつまずきやすくなります。

  • 分からない文には印をつける
  • 先生の説明で分かった部分だけでもメモする
  • 授業後に教科書やノートを見返す
  • 質問できる内容にしてから先生に聞く

「何が分からないか」が分かっているだけでも、復習や質問はしやすくなります。英語の授業では、分からない箇所を見える形で残しておくことが大切です。

授業後の復習で英語を定着させる方法

英語の予習と復習に取り組むイメージ

授業のあとで復習をきちんとすることで、その単元の理解度を確かめることができます。授業中に分かったつもりになっているところを再度確認すると、授業の内容を定着させやすくなります。

復習では、ノートを眺めるだけで終わらせないことが大切です。英文をもう一度読み、授業で扱った文法や構文を自分で説明できるか確認しましょう。問題演習がある場合は、授業で学んだ内容を使って解けるかどうかを見ることが重要です。

授業後の復習で確認すること

授業後の復習で確認すること

  • 本文をもう一度読めるか
  • 授業で扱った文法を説明できるか
  • 間違えた問題を解き直せるか
  • 単語・熟語を文の中で覚えられているか
  • 次回までに質問する内容が残っていないか

復習は、できれば授業を受けた当日に一度行うと、授業内容を思い出しやすくなります。時間が長く取れない場合でも、ノートを開いて、授業中に印をつけた文や間違えた問題だけでも確認しておきましょう。

復習の具体的な進め方

  1. 授業当日にノートと教科書を見返す
  2. 予習で訳せなかった文をもう一度読む
  3. 先生の説明を見ずに、文法の理由を一言で説明してみる
  4. 学校ワークや問題集の該当問題を解く
  5. 間違えた問題に、なぜ間違えたかを一言で書く

「復習する」と言われても何をすればよいか分からない場合は、まず授業中に印をつけたところから見返しましょう。自分が分からなかった箇所を優先して確認することで、復習の目的がはっきりします。

定期テストにつなげる授業の受け方

定期テストでは、授業で扱った本文、文法、単語、熟語、ワークの問題が出題範囲になることが多くあります。つまり、授業中のノートやメモは、そのままテスト勉強の材料になります。

授業を受けるときは、「あとでテスト前に見返せるか」という視点を持っておくと、ノートの取り方が変わります。本文の訳だけでなく、先生が強調した表現、間違えやすい文法、テストに出やすいポイントも残しておきましょう。

  • 先生が強調した表現に印をつける
  • 小テストやワークで間違えた問題をノートに残す
  • 本文の重要表現を例文として覚える
  • 文法問題で使うルールを短くまとめる

テスト前は、授業ノートを最初からすべて読み直すだけでなく、授業中に印をつけた文、先生が強調した表現、ワークで間違えた問題を優先して確認しましょう。単語や熟語も、単独で覚えるだけでなく、本文の中でどのように使われていたかを見直すと、定期テストの対策につながりやすくなります。

定期テスト前に見返したい内容

  • 先生が強調した表現や文法
  • 授業中に印をつけた英文
  • 予習で訳せなかった文と授業後の追記
  • 単語・熟語が本文中で使われている箇所
  • 学校ワークで間違えた問題とその理由
  • 文法事項ごとの例文

授業をその場だけで終わらせず、テスト前に使える材料として残しておくことが、効率的な英語学習につながります。

中学生と高校生で英語の予習の仕方はどう変わるか

英語の予習で大切な考え方は、中学生も高校生も大きくは変わりません。ただし、授業内容やテストで問われる内容が変わるため、予習で意識したいポイントには違いがあります。

スマートフォンでは、表を横にスクロールして確認できます。

学年段階 予習で重視したいこと 授業で確認したいこと
中学生 教科書本文、単語、基本文法、学校ワークへのつながり 本文の意味、基本表現、文法の使い方
高校生 英文構造、品詞、構文、長文読解へのつながり なぜその訳になるのか、文法や構文がどう使われているか

中学生は、まず教科書本文の内容、重要単語、基本文法を授業で確認できるようにしておくことが大切です。高校生は、本文の内容理解に加えて、英文構造や構文、品詞の働きも意識すると、長文読解や文法問題につながりやすくなります。

英語の予習・復習でよくある質問

英語の予習は全文和訳したほうがよいですか?

全文を完璧に訳すことよりも、分からない単語、訳しにくい文、文法の疑問を見つけることが大切です。ただし、学校の先生から全文和訳の指示がある場合は、その方針に合わせましょう。

英語の予習にどれくらい時間をかければよいですか?

予習にかける時間は、教科書の量や学校の進度によって変わります。時間をかけすぎるよりも、本文を読み、単語と疑問点を確認することを優先しましょう。予習だけで完璧にしようとせず、授業で確認する前提で進めることが大切です。

予習しても授業で分からないときはどうすればよいですか?

分からなかった文や文法に印をつけ、授業後にノートを見返しましょう。質問するときは、「どの文のどこが分からないか」を示せるようにしておくと、先生にも相談しやすくなります。

英語の復習は何から始めればよいですか?

まず、授業で扱った本文とノートを見返し、予習で訳せなかった文や授業中に間違えた問題を確認しましょう。その後、単語・熟語・文法を問題演習で確認すると、理解が定着しやすくなります。

中学生と高校生で英語の予習の仕方は違いますか?

中学生は教科書本文、単語、基本文法を中心に確認することが大切です。高校生はそれに加えて、英文構造、構文、品詞、長文読解へのつながりも意識すると、授業内容を受験勉強にもつなげやすくなります。

予習ノートはきれいにまとめる必要がありますか?

見やすさは大切ですが、きれいさだけを目的にする必要はありません。授業で確認したいこと、先生の説明、自分の間違いが残っていることのほうが重要です。あとから追記できる余白を残しておくと、復習にも使いやすくなります。

まとめ

英語の授業を定期テストや受験勉強につなげるには、授業前の予習で疑問点を見つけ、授業中に先生の説明をメモし、授業後に本文や問題を確認することが大切です。授業をただ聞くだけで終わらせず、予習ノートや授業メモを復習に使える形で残しておきましょう。

授業時間をうまく使えるようになると、家庭学習で何を見直せばよいかが分かりやすくなり、テスト前の負担も減らしやすくなります。

英語学習全体の進め方を確認したい場合は、英語の基本的な勉強方法も参考にしてください。予習・授業・復習の流れを作っておくと、単語、文法、長文読解、英作文の学習にもつなげやすくなります。

また、高校生や大学受験を考えている生徒の場合、授業で学んだ文法や表現を「読める」だけで終わらせず、自分で英文を書く力につなげることも大切です。和訳や読解で確認した知識を、英作文の中で使えるようにするには、実際に英文を作る練習も必要になります。

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