stage1_Lesson11-1 There is~の文(there is)【ニュートレジャーの道案内】

このセクションでは、“There is / There are” を使った文を学習します。

この表現は、

「〜がある」「〜がいる」
という意味を表すときに使います。

場所や存在を伝える非常に重要な文型です。

それでは、具体的な使い方を見ていきましょう。

 

まず一つ目の文です。
ここに、”There is a zoo in my town.”という英文があります。
このように、文の先頭に“There”そして次にbe動詞、この二つを組み合わせる事によって
「何々がある」とか「何々がいる」というような意味を表わします。
ここのbe動詞というのは、後ろにある名詞によって”is”にするか”are”にするかという事を変えていきます。
この場合ですと、”zoo”「動物園」が一つ、単数なのでbe動詞は”is”を使います。
もちろん過去形であれば”was”を使うという形になります。
このように、”There”があってbe動詞があって名詞となり、ここの名詞が主語になります。
そのあとに、このように”in my town”「私の街の中に」という形で場所を表わす語句がきます。
基本形としてはこれだけになります。
“There”があってbe動詞があって主語となる名詞となり、そのあとに場所を表わす語句という形で
この”There is”の文というのは構成していきます。
一つ注意点としては、まずここの”There”は訳しません。
一般的には”There”は単体では「そこで」とか「ここで」という意味で使いますが、
この形の場合は“There”は訳さないというのが注意点の一つ目です。

それからここの前置詞を覚える必要があります。
この場合は「私の街の中で」というような形で、
「何々の中に」とかその範囲の中でというのを表すので”in”を使っていますが、例えば「机の上に」であれば”on the desk”を使ったりとか色々な形で変えていくという事が注意点となります。

2文目です。
形としては同じです。
“There”があってbe動詞があります。
今回ここが”are”になっているのは後ろの名詞が”two white tigers”となっていてここに複数形があります。
この複数形がある事によってここが”is”ではなくて”are”に変わっています。
こちらも同様に、場所を表わす語句です。
今度は動物園の中でというような形になっていますから、やはり”in”という単語を使っています。

3文目です。
形としては全て共通していて、「There+were+be動詞+名詞+場所」という形になっていますが、
今度はここが”are”ではなくては”were”になっています。
このように過去の文を表わす場合は、こちらは“was”とか”were”となりbe動詞も過去形にします。
また、これが今回テキストには掲載されていないですが、未来の文を表わす場合は”will be”という形で、この前学習した”will”という助動詞を使うという形になっています。
またこちらは”a lot of”「たくさんの」という意味の熟語になっていて、
たまたま今回は”tourists”「観光客」という複数形がきていますが、こちらは数えられる名詞
可算名詞にも使う事が出来ますし、数えられない名詞不可算名詞に対しても使う事が出来ます。
加算名詞の場合はもちろん”s”を付けますし、不可算名詞、例えば「たくさんの牛乳」といった形で
“a lot of milk”みたいな形になった時はここに“s”を付けないという事が注意点となります。
また、どうしても”a lot of”というのがあると、ここのbe動詞が空欄になった時に、この”a lot of”だけを見て、「たくさん」だから”were”とか”are”だなと考えてしまう人がたまにいます。
ですが、そうではなくて、あくまでこちらの名詞の方を見てここが”is”なのか”are”なのか、
あるいは”was”なのか”were”なのかという事を確認しましょう。
先ほども言ったように、例えば「牛乳がたくさんあります」みたいな文があった時、今度はこちらの”milk”は不加算名詞になる訳です。
その場合は”a lot of”のあるないに関わらず不可算名詞は単数扱いなので”was”という形になります。
文の形としては非常に単純でシンプルな形になっていますが、ここを”is”にするのか”are”にするのかといった時に必ずここの名詞が複数なのか単数なのか不可算名詞なのかという所を見て、ここのbe動詞の形を決めて下さい。
それではセクション1に関しては以上となります。

【Lesson11 セクション1:There is / There are の基本】まとめ

ポイント 説明
① 基本文型 There + be動詞 + 名詞 + 場所
「〜がある」「〜がいる」を表す
② There は訳さない “There” は構文上の語であり、訳さない。
③ be動詞の選び方 名詞が単数 → is / 複数 → are
過去形 → was / were
未来 → will be
④ 名詞が主語になる be動詞の後ろの名詞が「主語」として扱われる。
⑤ 可算/不可算によって変化 可算単数 → is
可算複数 → are
不可算名詞 → 単数扱い(is / was)
⑥ a lot of の扱い 可算名詞にも不可算名詞にも使える。
be動詞は名詞を見て決める(lot of に惑わされない)。
⑦ 前置詞(in / on / at など) in:〜の中に
on:〜の上に / 接して
at:場所の一点
near:〜の近くに

【Lesson11 セクション1:There is / There are クイズ(10問)】

No. 問題 選択肢 正解
1 There is / There are の意味として正しいのは? A. 〜を持っている
B. 〜になりたい
C. 〜がある / 〜がいる
D. 〜を作る

2 「動物園が1つあります。」の正しい英語は? A. There are a zoo.
B. There is a zoo.
C. There be a zoo.
D. There has a zoo.

3 「There」について正しい説明は? A. 訳す(そこで)
B. 訳さない
C. always(いつも)の意味
D. 未来を表す単語

4 There are の後ろに来る名詞の特徴は? A. 必ず単数
B. 必ず不可算
C. 必ず複数形
D. 必ず動詞

5 「道の上に」はどれ? A. in the road
B. on the road
C. at the road
D. by the road

6 「たくさんの〜」に使える語は?(可算/不可算どちらもOK) A. a lot of
B. a few
C. many
D. little

7 不可算名詞で正しい扱いは? A. are を使う
B. 名詞に s をつける
C. 単数扱いで is を使う
D. 動詞をつけない

8 「観光客がたくさんいました。」の正しい文は?(過去) A. There is a lot of tourists.
B. There are a lot of tourists.
C. There was a lot of tourists.
D. There were a lot of tourists.

9 「この町には大きな公園があります。」の英語として正しいのは? A. There is a big park in this town.
B. There are a big park in this town.
C. There be a big park in this town.
D. There has a big park in this town.

10 be動詞を選ぶときに最も重要なのは? A. 文の長さ
B. There の後ろの語
C. 名詞が単数か複数か
D. 動詞の種類

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